市場価値を高めるベンチャー、スタートアップ企業への転職

革新的なビジネスモデル、最新技術、スピード感のある会社風土などベンチャー、スタートアップ企業にはさまざまな魅力があります。一方で、大企業と比べると不確実性の高さなどもあるのが、ベンチャー、スタートアップ企業です。

ベンチャー、スタートアップ企業への転職を検討されている方の中でも「自分は活躍できるのか」と不安を抱えている方も多いかと思います。そこで今回は、自分の市場価値を高めるためにベンチャー、スタートアップ企業への転職で理解しておくべきポイントについて解説します。

目次

ベンチャー、スタートアップ企業への転職で広がる選択肢

ひと昔前までは、「大手からベンチャーには行けるけど、その逆の道はない」というようなが言われていた時代もありましたが、今は全くそんなことはなく、同じフェーズにあるベンチャー、スタートアップ企業だけでなく、大企業でもまた、ベンチャーで活躍している人を迎え入れたいという風潮が高まっている傾向にあります。

ベンチャー、スタートアップ企業で積める経験

ベンチャー、スタートアップ企業の環境は多くの場合、まだ世の中で成功事例が少ないビジネスにチャレンジしており、正解が見えない中、仮説・検証を繰り返しながら、事業や組織を形にしていく経験が得られるかと思います。

このような経験を重ねてきた人材は、当然、他のベンチャー、スタートアップ企業も是非来て欲しいとなります。実際にベンチャー、スタートアップ企業で働いた人が、また転職で創業間もないもっとチャレンジングなベンチャーに身を移し、COO、CFOなどのCxOの職位を目指していくといったキャリアパスを選択する方も非常に多いです。

ベンチャー、スタートアップ企業での経験を求める大企業

合わせてこの数年で大きく変わってきたことは、ベンチャー、スタートアップ企業で活躍してきた方を迎え入れたいと考える大企業も増えてきている傾向にあるということです。日本の大企業はM&Aで拡大を続けるIT企業、グローバルで成長する自動車メーカーのような企業もありますが、一方、ビジネススピードが加速し、AIやDXのようなトレンドの変化に適応しきれずに伸び悩んでいるような課題を抱えている企業の方が圧倒的に多いです。

そんな中、大企業の多くで新規事業を興したい、今の事業を大きく変革したいという需要が高まってきましたが、この新型コロナウィルスの問題を受け、そのような傾向にますます拍車がかかっていると言えるでしょう。以前はこのような変革の場面では、経営コンサルタントを迎え入れ、収支構造の改善、成長戦略の立案などの変革を推進することが多かったですが、経営コンサルタントは現状の課題解決・改善には強いものの、0→1で何かを生み出すような非連続な成長戦略を描くことに強みを有するコンサルティングファームは少ないという現実があります。

そんな背景もある中、社内に0→1で何かを生み出すといった非連続な成長をリードできる人材を置きたいという流れが生まれており、その中でもベンチャー、スタートアップ企業で活躍してきた方を新規事業部門などに迎え入れ、会社の変革に取り組んでいく企業が増えてきました。

勿論、何が起こるかわからないフェーズでもあるため、ベンチャー、スタートアップ企業への転職はリスクもゼロではありませんが、現在ではそれ以上に転職市場での市場価値を高め、将来の選択肢を広げられる可能性が高いキャリアパスの一つと言えるでしょう。

事業フェーズごとに高められる市場価値は変わる

ベンチャー、スタートアップ企業への転職、そこでの経験がキャリアを広げる可能性について解説しましたが、当然ながらどのようなフェーズに参画するかで得られる経験は異なります。ベンチャー、スタートアップ企業は一般的に「シード」「アーリー」「ミドル」「レイター」の4つのフェーズに分けられるとされており、こちらではフェーズごとに解説していきます。

シード期

シード期の「seed」は言葉の通り「種」を意味しており、所謂、創業期になります。多くのベンチャー、スタートアップ企業のシード期では、ビジネスモデルやコンセプトはあるものの、それらを実現する資金や人員、プロダクトなどはまだ無いような状態にあります。

このようなフェーズのベンチャー、スタートアップ企業に参画した場合、ジェネラリスト的な働きが求められるシーンが多くなり、自分の専門知識が無いような分野も能動的に情報をとり、キャッチアップしていくスピード感が求められます。まだ伸るか反るかのハードなフェーズではありますが、ベンチャーの醍醐味ともいえる0→1の経験、あるいは経営視点が身に着けられる機会などが期待できる環境といえるでしょう。特にこのような0→1での経験はベンチャー、スタートアップ企業、大企業の新規事業部門などでも求められる経験でもあり、転職市場での市場価値を押し上げてくれるかと思います。

アーリー期

IPOを目指すベンチャー、スタートアップ企業の場合、シード期でVCなど投資家からの資金調達を実現しつつも、まだ事業の知名度もなく売上はこれからという段階であり、多くの場合が赤字で事業を運営しています。

アーリー期のイメージとしてはシード期の資金調達した予算でプロダクト開発→リリースをした直後ぐらいのイメージであり、プロダクトを世に出していくセールス、マーケティングが肝になるフェーズと言えるでしょう。また、世に出したものの顧客の声で改善を推進し、プロダクトのブラッシュアップにも奔走する時期であり、開発組織などプロダクトに係る部門の方は顧客の声⇔プロダクトを行ったり来たりしながら事業を形にしていくような働き方になります。

このフェーズのベンチャー、スタートアップ企業はまだまだ仕組み化などとは程遠い、マンパワーで顧客獲得やプロダクトのブラッシュアップを進めるフェーズになります。世にでたばかりの誰も認知しないプロダクトを如何に広げていくかというような仕事は新規事業部門、新商品・サービスの開発などを積極的に行う企業などで重宝されることでしょう。

ミドル期

ミドル期はプロダクト導入企業が着実に増えているなど事業が軌道に乗り出すフェーズのことを言います。ここまで事業フェーズが進むと伸るか反るかといったことは無いものの、一方でIPOに向けて作成した事業計画に沿った実績を必達するための仕組みなどが肝となってきます。

具体的にはアーリー期で手探りの中、取り組んできたことを、このミドル期では再現性を持てる仕組みに落とし込み、一挙に導入企業が進んでいく過程の中、顧客へのフォローアップなども含めた顧客価値の最大化を実現する、「量」と「質」の両観点を追う厳しさが求められるフェーズともいえます。

このフェーズに挑戦する場合、再現性のある仕組みを作り、運用するといった経験が市場価値を押し上げてくれるでしょう。このような経験は同じような課題を有するベンチャー、スタートアップ企業、大企業の新規事業部門などで特に求められるかと思います。

レイター期

レイター期はミドル期で仕組み化し、強いビジネスモデル、組織などがある程度できている状態といいます。ここまでくるとIPOに向けた事業計画の必達に加え、会計監査、労務監査などに耐えうる内部統制などがどこまで落とし込めるかが重要なフェーズであり、特に管理部門に負荷が大きくかかってくることが多いです。

IPO実現にかかる正念場であり、事業サイド、管理部門ともにプレッシャーのかかるフェーズではありますが、特に管理部門の方にとっては一番挑戦し甲斐のあるフェーズであり、市場価値を高められるチャンスかと思います。管理部門でこのフェーズをやり切り、IPOの実現までやり遂げることができた際には、今後同様のIPOフェーズにあるベンチャー、スタートアップ企業などから求められることは多くなるでしょう。

ベンチャー、スタートアップ企業への転職で活躍する人の特徴

ベンチャー、スタートアップ企業への転職で、入社後に活躍されている方は、必ずしも今の会社で実績をあげている方ではありません。こちらではベンチャー、スタートアップ企業に転職し、活躍される方の特徴について解説します。

自分の強みを構造的に捉えられている人

大手企業、有名企業で働く場合、良くも悪くも会社の看板やブランド力、あるいは生産性高く成果を上げられる仕組みに依存してしまいがちです。ベンチャー、スタートアップ企業では言うまでもなく、そのような体制は整っておらず、前職の大企業で高い成果、実績を上げていたとしても、同じように成果に繋げられるわけではありません。

ベンチャー、スタートアップ企業でも活躍する人の特徴としては、そのような環境要因を省いた自分自身の強みを、構造的に捉えられている方が多い傾向にあります。

例えば、営業活動で成約率を高める為に競合分析し、それらに対策を講じ、結果に繋げたなどの実績があったとします。このような経験の中で必要となった、課題解決を実現するための論理的思考力などは、環境が変わったとしても再現性が高く、転職後にも発揮できる可能性が高いです(特に自身の取り組みと実績の因果関係を、話せることが重要です)。

これまでの実績が、どのような要素により実現できたのかを棚卸し、環境が変わっても再現性をもって発揮できる自分自身の強みを、構造的に捉えられるようにしておきましょう。そうすることで、ベンチャー、スタートアップ企業に限らず、新たな環境での成功体験に繋げられる可能性が高まるかと思います。是非一度そのような観点で、キャリアの棚卸をしてみてください。

主体性高く、課題解決に向き合える人

ベンチャー、スタートアップは言うまでもなく、事業や組織などいろんな困難や想定外のシチュエーションに遭遇するシーンがあります。そのような困難な状況でも人任せにすることなく、寧ろその課題を自らが拾いに動き、課題解決に取り組む主体性は、必要な要素の一つと言えるかと思います。

困難な状況、難解な課題には誰しも躊躇するものですが、そのような環境下でも事業を動かす主体者として、当事者意識を持って前進できる力は、ベンチャー、スタートアップ企業で成功するためには必要不可欠といえます。

入社前の段階で事業、組織で起こっている課題を正しく認識できている人

ベンチャー、スタートアップ企業は一見すると、華やかに、楽しそうに働いているように見えるかもしれません。しかし、先に記載の通り、ベンチャー、スタートアップ企業では、例えば「リリースしたサービスがなかなか受け入れられず売上が伸びない」、あるいは「不安定な環境の中で社員の定着率が安定しない」など、常にさまざまな課題を抱えているといっても過言ではありません。

これは業績が芳しくない企業だけでなく、逆に急成長を遂げている企業に多く見られる傾向があります。企業の成長に組織が追い付いておらず、過酷な労働環境となってしまい、離職率が上がってしまうようなケースも往々にしてあるのです。伸びている企業だからといって、課題がないわけではありません。

そのため、入社前の段階では良い側面だけでなく、ご紹介したような課題などがあるというネガティブな側面も正しく認識するようにしましょう。それらと向き合う覚悟をもって決断をすることが、転職を成功させる上で重要なことの一つと言えるかと思います。

現実を受け止め、変化することが出来る人

設立間もないベンチャー、スタートアップ企業では、経営方針の違いによる経営メンバーの突然の退職、大手企業の参入、資金調達・銀行借入が思うように進まないなど、予想だにしない問題が必ずといっていいほど起こります。しかしながら、このような想定外の出来事を真摯に受け止め、変化していかなければ、事業は止まってしまいます。例えば、以下のようなアクションです。

・退職に伴い、業務が回らない部署へのサポートに入る
・自前主義を切り替えて、競合に対抗するためにアライアンスを模索する
・資金繰り状況を鑑みた体制変更など

浮き沈みのあるベンチャー、スタートアップの世界では生き残るために、なりふり構っていられないシーンは現実的にあります。実際にB2Cのビジネスでスタートしたものの、資金繰りが追い付かずにB2Bに転じたことで、躍進を遂げるようなケースも珍しくありません。

このように成功するベンチャー、スタートアップ企業では、厳しい現実からも目を背けず、向きあいながら活路を見出してこられたケースが多いです。うまくいかないことが当たり前で、その上でどのように攻略していくのか、そのようなマインドで臨むことが、成功に近づける一つの要素と言えるかと思います。

ベンチャー、スタートアップ企業への転職を成功させるポイント

ベンチャー、スタートアップ企業への転職を成功させるには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。以下のポイントを押さえて、ベンチャー、スタートアップ企業への転職を実現しましょう。

「何を実現するのか」を腹落ちするまで自分と向き合う

ベンチャー、スタートアップ企業では主体者として挑戦できるやりがい、まだ世の中にないビジネスを形にする面白さなどがある一方で、先に記載の通り、それ以上に厳しい局面と向き合うこともあるかと思います。

ベンチャー経営者も面接の際に、経験やスキル以上に「この人は困難でも逃げずに頑張れるかどうか」という観点は非常に重視します。ベンチャーに飛び込むことは勇気がいる決断かとは思いますが、受け入れるベンチャー、スタートアップ企業もまた、一人の退職が大きな痛手となります。

そのような困難な状況で拠り所になるのは、自分自身の腹括り以外に他なりません。「何を実現するのか」を表面的なものではなく、腹落ちするまで自分と向き合った上で、転職を決断することをおすすめします。

「勝てるベンチャー」かどうか見分ける

転職先のベンチャー、スタートアップ企業が将来的に成功する「勝てるベンチャー」かどうかは非常に大切な要素です。ベンチャー、スタートアップ企業への転職では、今後この事業がどこまで成功するか見えないという不安をもつ方も多いかと思います。

企業選びの段階で将来的に成功する未来が見えていない企業を選んでしまうと、究極的には倒産や事業撤退などに陥ってしまうリスクがあります。そのため、選考の段階でそのベンチャーが戦っている市場規模、市場の成長性などを正しく理解し、中長期的に見て、その企業が成功できる可能性を判断してから選ぶようにしましょう。

これからの成長に期待のできる「勝てるベンチャー」と出会うために

ベンチャー、スタートアップ企業への転職活動を試みた経験のある方の中には、大手企業と比べて企業情報、求人情報を探すこと、また企業概要までは分かったとしてもビジネスモデルや事業優位性など詳細な情報収集が難しいと思った方も多いのではないでしょうか。

言うまでもなく、大手企業や上場企業のように公開情報が豊富な訳ではなく、財務情報やビジネスモデルなど実態が掴みづらいのがベンチャー、スタートアップ企業です。特に設立から間もないベンチャーの場合、HPなどwebサイトに十分な予算をかけることが難しく、最低限の情報のみ記載されているような企業も少なくありません。

また、ベンチャー、スタートアップ企業は、まだ世の中にない最新技術などを駆使したビジネスを展開されている企業も多いため、HPの情報だけではなかなかビジネスの特徴や全体像などを掴みづらいというのも、転職者が情報収集に苦労する一つです。

ベンチャー、スタートアップ企業への転職活動において企業情報、求人情報を探す過程で、上記のように様々な問題に直面する場合が多く、自分に合ったベンチャー、スタートアップ企業を探し、出会うことは非常に難易度が高いです。このように情報収集が容易ではないという前提の上ではありますが、その上で以下のような探し方をご紹介します。

積極的にPRをするベンチャーと戦略的にPRを控えるベンチャー

こちらでは今後、成長性に期待のかかるベンチャー、スタートアップ企業との出会いをつくるために参考になる方法についてい解説いたします。特に積極的にPRをするベンチャー、戦略的にPRを控えるベンチャーがありますのでそのような観点について以下ご紹介します。

積極的にPRをするベンチャー

ベンチャー、スタートアップ企業の求人情報の探し方、情報収集方法としては、まず「Wantedly」を活用されることをお勧めします。企業側の視点で見た際に、Wantedlyは比較的安価な料金で利用可能なビジネスSNSであり、多くのベンチャー、スタートアップ企業がWantedly上で情報を公開しています。そのため、転職活動の第一歩として利用するツールとしてはよいかと思います。

また、「注目すべきベンチャー●選」、「優良ベンチャー●選」、あるいは経営者にフォーカスをあてた特集など、様々なテーマでベンチャー、スタートアップ企業の情報をまとめたキュレーションサイト(まとめサイト)も存在します。Web上での情報収集においては、このようなWebサイトを参考に情報収集をされると良いでしょう。

また、ベンチャー、スタートアップ企業は自社をPRする場として、行政などが主導するビジネスプランコンテストなどに出場することが多いです。ビジネスプランコンテストは経営者が自社のビジネスモデルの特徴、どのような市場成長性のあるマーケットで戦っているか、将来どのような展望を考えているかなど、具体的な内容を発表し、審査員が評価します。

ビジネスプランコンテストは一般公開しているものも多くありますが、コロナショック以降はYoutubeなどオンライン配信形式(LIVE配信のみ、あるいはYoutubeに残す場合など様々)をとるケースも増えました。そのため、仕事が忙しく、ベンチャー、スタートアップ企業を探すことになかなか時間を割けない方でも、このような場に参加しやすくなりました。

戦略的にPRを控えるベンチャー

ここまでベンチャー企業、あるいは経営者がどのような形で情報を発信しているかお話してきました。しかし、PRに積極的なベンチャー、スタートアップ企業ばかりではありません。

認知度を上げることは企業の成長において重要なことではありますが、目立ちすぎることで「この市場は魅力的な市場だ」と、競合の参入を加速させてしまう可能性も高まります。こちらでは戦略的にPRを控えるベンチャー、スタートアップ企業について解説していきます。

ベンチャー、スタートアップ企業の成長において大きな脅威の一つが、大企業の参入です。資本力のある大手企業が参入する中、資金力や人材など経営資源の足りないベンチャーが太刀打ちするのは至難の業といっても過言ではありません。

そのような脅威に注意を払っている経営者は、自社HP含めwebサイト上での発信を控えている他、ビジネスプランコンテストのような表舞台には極力姿を現さず、水面下で静かにシェア獲得を推し進めるような戦略をとっていることが多いです。そして、ある程度シェアを獲得できた段階、あるいは大型の資金調達などが実現され、一気に競合各社を引き離したいという瞬間に、ようやく大々的に露出していきます。

転職エージェントを活用した水面下での採用活動

このような戦略的にPRを控えるベンチャー、スタートアップ企業は、自社の採用活動に関しても慎重です。例えば公に情報を露出する求人サイトではなく、転職エージェントなどを活用し、競合他社に動きが見えないよう、水面下で採用活動を進めるような採用施策をとる企業も多いです(特にCxOクラス、ミドルマネージャークラスの求人募集に際し、転職エージェントを活用するケースが多いです)。

また、このような戦略的にPRを控える企業の場合以外においても、多くの場合、転職活動は孤独です。自身の経歴の棚卸、今後の自分のキャリアプランをどうしていくべきかなど腹を割って話ができる存在がいるかいないかは、自身の転職活動を良い形で進めていく上で重要です。

転職エージェントは国内に数万社あり、職種や業界に特化した転職エージェント、あるいは経営層、マネジメント層に特化した転職エージェントなどそれぞれ特色があります。これまでの経験、自分が描きたいキャリアなどを踏まえ、自分に合った転職エージェントをパートナーに転職活動を進めても損はないでしょう。

参考情報:ベンチャー、スタートアップ企業への転職に向けた転職エージェントの選び方

上記の通り、経営者の考え方、市場や競合環境により経営方針は様々であり、必ずしも露出が多いから優良ベンチャーという訳ではありません。事業フェーズがそれなりに進んでいるにも関わらず露出が少ない企業の場合には、その背景についても調べてみる、または面接において経営者に直接確認してみるのも良いでしょう。

まとめ

ベンチャー、スタートアップ企業への転職を成功させ、市場価値を高めるには、転職活動段階で転職する企業の抱える課題の理解や、またそこに向き合う覚悟が大切です。またフェーズごとにどのような経験が得られるかについても理解した選択をすることが市場価値を高める上で重要なことと言えるでしょう。

ベンチャー、スタートアップ企業ならではのリスクをしっかり把握したうえで、転職エージェントなどのサポートを得ながら、転職活動を成功させましょう。

この記事を書いた人

岩崎久剛

1984年兵庫県生。関西大学工学部を卒業後、受験支援事業を全国展開する大手教育事業会社にて総務人事など管理部門を経験し、2012年より人材業界に転身。大手総合人材会社にて求人広告、人材紹介など中途採用領域での法人営業を経験し、従業員数名規模のベンチャーから数10か国に展開するグローバル企業まで多様な業界、事業フェーズの企業の採用を支援。2016年よりハイキャリア領域の人材紹介事業立上げメンバーに参画し、関西ベンチャーを軸とした採用支援に従事。その後、ビズアクセル株式会社を起業。MBA。

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