リファラル採用による転職は有利？！リファラル転職のメリット・デメリットについて解説！

リファラル採用による転職は社員からの後押しを受けられるなど、求人広告や人材紹介会社を通じた転職活動とはまた異なる多くの利点があります。こちらの記事ではリファラル採用による転職のメリット、また一方で知っておくべき注意点などについて解説します。

リファラル採用とは

リファラル採用は従業員が自社に適していると思われる求職者の方を自社に紹介する採用方法になります。紹介を受ける求職者は前職の同僚、学生時代の友人など様々ですが、同じコミュニティで過ごし、信頼をおける関係であるということが前提となります。リファラル採用（社員の紹介）を用いて転職をする場合には、リファラル採用についてメリット・デメリットを認識頂いた上で選考にのぞむようにしていくと良いでしょう。

リファラル採用のメリット

リファラル採用により紹介を受ける求職者は、従来の採用プロセスよりも優遇を受けられることが一般的です。紹介される人材の人柄や働きぶりをよく知る自社社員からの紹介があることで、信頼のおける人材であることは担保されていることになります。一般選考における書類選考などの初期プロセスは省略されることが多く、また紹介者となる従業員を通じて職場の雰囲気などの情報も得やすいので入社前後のギャップ・早期離職のリスクが比較的小さくなりやすいのもメリットとして挙げられるでしょう。

また採用する側の企業としては、選考過程で人材の見極めや意向醸成に時間を割かずとも、一定の信頼感をもった上で選考を進められるため、効率的な採用手法といえるでしょう。また、求人広告や人材紹介会社を通じての採用と比べると、リファラル採用はコスト削減にも繋がります。資金が潤沢とはいえない中小企業やベンチャー企業にとってコスト面でのメリットがあるリファラルによる採用機会は、特に重視されていることが多いです。

リファラル採用のデメリット

リファラル採用のデメリットとしては、紹介者との信頼関係を前提としているため、企業側としても求職者側としても不採用（または辞退）しにくい、ということが挙げられます。例えば求職者の観点で考えると、せっかく紹介をしてもらったのに、相応の理由なく選考辞退をしては紹介者の顔をつぶすことにもなりかねません。また他の会社と比較検討したり、年収交渉したりといったこともしにくい状況になるなど、リファーラル採用を利用すると転職活動を自分のペースで進めることは難しくなります。

企業側としても、求める要件に対して何らかのスキルや経験が不足している人材を紹介された場合であっても、人物的には信頼に足るがゆえに不採用にするのが難しいというジレンマに陥りがちです。

リファラル採用の機会を得るために

ここまでリファラル採用の概要、リファラル採用ならではのメリットなどについて解説をしてきました。しかしながら、リファラル採用での転職は求人広告などの転職と違い、誰でも使える転職活動の手法ではありません。こちらではリファラル採用を進める上で大切なポイントを解説します。

職場の人間関係

職場の人間関係を良好に保つことはリファラル採用での転職において必須事項の一つといえるでしょう。転職が当たり前の時代において、以前に一緒に働いていた同僚や上司などのご縁で声をかけてもらい、リファラル採用の機会に繋がることは多いです。

たとえ仕事の成果をあげていたとしても、職場の人間関係がうまく築けていない人を会社にリファラルで推薦することは稀でしょう。職場環境によっては不満がたまることもあるかもしれませんが、感情に身を任せることなく、節度あるコミュニケーションをとることが大切です。

社外のネットワーク

外部とのネットワークもリファーラル採用を活用する上で重要です。LinkedinのようなビジネスSNSやコワーキングスペースなども普及している昨今、自分のキャリアをさらに広げるためにも職場以外のネットワークを活用しない手はないでしょう。

また、自分がいる業界と違う業界の方、同業界でも会社規模の異なる方など社外のネットワークを広げることで自分今後のキャリアについて俯瞰して見られるようになるというメリットもあるでしょう。そのような観点でも社外のネットワークを意識的に構築しにいくことをお勧めします。

納得感のある転職にするために

ここまではリファラル採用の概要、リファラル採用を成功させるためのポイントなどについて解説をしてきました。リファラル採用はメリットが多く、自分が転職したいと思える企業でそのような手法により転職ができるのであれば積極的に活用すると良いでしょう。

しかしながら、リファラル採用での選考であるが故、間をとりもってくださっている紹介者の方にも失礼のないようにと気を遣ってしまうということもあるでしょう。このような関係者への配慮をしなければいけないこと、また、そのような関係性の中で条件交渉などを進めることはリファラル採用の難しい点といえます。

複数回の転職経験がある方でもない限り、転職活動においては慣れないことも多く、進め方に困ることもあるでしょう。リファラル採用での転職に関わらず転職活動をうまく進めるためにも、転職活動の進め方などについて相談できる存在がいると心強いでしょう。

知人・友人に転職慣れした方がいるのであればそのような方に助けを仰ぐのも良いでしょうし、そのような繋がりが無いようであれば転職エージェントに相談をすることもおすすめです。転職エージェントは企業の選考における情報や各種転職に関するノウハウを持っており、転職活動に不慣れな方でも有利に進めることが可能であり、また無料で相談できることもあるので転職活動に不安があるようであれば問合せをしてみると良いでしょう。

最後に

今回はリファラル採用における転職の概要、リファラル採用の機会を得るためのポイントなどについて解説をさせて頂きました。リファラル採用で転職活動が進められた場合、一般応募の場合と比べると多くのメリットが得られるため、リファラル採用の機会があった際には最大限に活用すると良いでしょう。