内定後に開催される「内定者懇親会」とは?

転職活動を経て内定を得たあと、「内定者懇親会」への案内を受けるケースがあります。企業側の目的としては内定辞退防止や関係構築が挙げられますが、求職者側にとっても、入社判断の精度を高める重要な機会であることはあまり知られていません。本記事では、内定者(=求職者)の視点から、内定者懇親会に参加する意味、その場で何を確認すべきか、参加時に意識したいポイントなどを整理します。

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内定者懇親会は「企業を見極める最終フェーズ」

内定が出た時点で転職活動は終わったように感じがちですが、実際には「入社を最終決断するフェーズ」に入ったと考えるのが現実的です。内定者懇親会は、

・面接では見えなかった職場の空気
・一緒に働くことになる人たちの価値観
・企業が本当に人を大切にしているか

を確認できる、数少ないリアルな場です。特に30代〜40代の転職では仕事内容だけでなく「誰と、どんな環境で、どんな期待を背負って働くのか」が入社後の満足度を大きく左右される傾向にあり、このような機会はそのような見極めができる貴重な場といえるでしょう。

内定者懇親会で求職者が得られる3つの価値

こちらでは内定者懇親会で求職者が得られる3つの価値について解説します。

不安や違和感を“入社前”に解消できる

内定から入社までの期間は、期待と同時に不安が生まれやすいタイミングです。

・本当にこの会社でやっていけるのか
・面接で聞いた話と実態にギャップはないか
・自分のポジションは社内でどう見られているのか

こうした疑問は、懇親会の何気ない会話の中でこそ見えてくることが少なくありません。違和感がある場合、それを「気のせい」で済ませず、入社前に認識できること自体が大きな価値です。

企業文化・人間関係を肌で感じられる

懇親会では、経営層や現場社員とフラットに話す機会が設けられることがあります。その際、ぜひ注目したいのは、

・役職者がどんな言葉で社員を語るか
・社員同士の距離感、コミュニケーションの質
・質問に対して誠実に答えてくれるか

制度や事業内容以上に、「人の振る舞い」には企業文化が色濃く表れます。

入社後の立ち位置を具体的にイメージできる

中途採用の場合、「同期がいない」「期待値が高い」ことにプレッシャーを感じる方も多いでしょう。懇親会を通じて、

・どんな役割を期待されているのか
・周囲はその期待をどう受け止めているか
・サポート体制はあるのか

を直接確認できると、入社後のイメージが現実的になります。

内定者懇親会の形式別|求職者が見ておきたいポイント

食事会形式の場合

少人数で行われる食事会形式の内定者懇親会では、企業側がどのような姿勢でコミュニケーションを取ろうとしているかが如実に表れます。会話が企業側主導の一方通行になっていないか、内定者の話や質問にきちんと耳を傾ける空気があるかを意識してみてください。単なる「もてなし」や形式的な接待ではなく、対等なビジネスパートナーとして向き合ってくれているかどうかは、入社後の関係性を見極める重要な判断材料になります。

オフィス見学を兼ねた形式の場合

オフィス見学を伴う内定者懇親会では、設備の新しさや立地以上に「そこで働く人の様子」に注目することが大切です。執務スペースの雰囲気が静かすぎないか、あるいは過度に張り詰めていないか、社員の表情や立ち居振る舞いから日常の働き方が垣間見えることもあります。その空間に身を置いたとき、自分が自然体で働く姿を想像できるかどうかを基準に考えてみましょう。

オンライン懇親会の場合

オンラインで実施される内定者懇親会は、対面に比べて情報量が限られる分、企業側の配慮や運営姿勢がより明確に表れます。進行が丁寧で、内定者一人ひとりに発言や質問の機会がきちんと用意されているかを確認してみてください。画面越しであっても双方向のコミュニケーションを重視している企業であれば、入社後もリモート環境下での働きやすさが期待できるでしょう。

転職エージェントを活用することで“日常”も捉える

こうした内定者懇親会で得られる情報に加え、転職エージェントを活用することで、より多角的に企業との相性を見極めることが可能になります。転職サイトや企業ホームページでは、制度や事業内容といった表層的な情報は得られても、実際の職場の雰囲気や人間関係、意思決定のスピード感といった「内側の情報」までは見えにくいのが実情です。

転職エージェントは、企業の経営層や現場社員と日常的に接点を持っているため、「どんなタイプの人が活躍しているか」「マネジメントの特徴」「入社後につまずきやすいポイント」など、求職者一人では把握しづらい一次情報を把握しています。こうした情報を事前に共有してもらうことで、内定者懇親会で感じた印象が一時的なものなのか、それとも企業の本質なのかを冷静に判断しやすくなります。

転職は条件面だけで決めるものではありません。第三者である転職エージェントの視点を活用し、企業理解を立体的に深めることが、結果として入社後のミスマッチを防ぎ、長期的に納得感のあるキャリア選択につながっていくでしょう。

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最後に

内定者懇親会は、企業側が用意する場ではありますが、決して企業のためだけのイベントではありません。求職者にとっても、入社後のキャリアを左右する重要な意思決定を行うための「最終確認の場」と位置づけるべきでしょう。

転職はゴールではなく、新たなキャリアのスタートです。そのスタートを本当に納得した形で切れるかどうかは、入社前にどれだけ情報を集め、冷静に判断できたかにかかっています。内定者懇親会で得た印象に加え、転職エージェントを通じて職場の雰囲気や組織の実態といった一次情報を補完することで、企業とのマッチング度合いをより立体的に捉えることが可能になります。

内定者懇親会と転職エージェント、双方を上手に活用しながら、「なぜこの会社で働くのか」を自分の言葉で説明できる状態を整えたうえで、次の一歩を踏み出していきましょう。

この記事を書いた人

岩崎久剛

1984年兵庫県生。関西大学工学部を卒業後、受験支援事業を全国展開する大手教育事業会社にて総務人事など管理部門を経験し、2012年より人材業界に転身。大手総合人材会社にて求人広告、人材紹介など中途採用領域での法人営業を経験し、従業員数名規模のベンチャーから数10か国に展開するグローバル企業まで多様な業界、事業フェーズの企業の採用を支援。2016年よりハイキャリア領域の人材紹介事業立上げメンバーに参画し、関西ベンチャーを軸とした採用支援に従事。その後、ビズアクセル株式会社を起業。MBA(グロービス経営大学院)。

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