MBAは転職でどう使う?戦略・経営キャリアにつなげるための考え方

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MBAを取得した、あるいは通学中の方の中には、「このMBAを、転職や次のキャリアでどう使えばいいのか」と立ち止まっている方も多いのではないでしょうか。MBAは、それ自体が転職を約束する資格ではありません。
一方で、戦略や経営に関わるキャリアを描くうえでは、使い方次第で大きな差分を生む学びでもあります。

この記事では、MBAホルダー・通学中の方を対象に、転職市場での評価のされ方、戦略・経営キャリアへのつなげ方、そして「MBAの次」に何を考えるべきかを整理します。MBAをどう“活かすか”を考えるための判断材料としてお読みください。

目次

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MBAは転職市場でどう見られているのか

転職市場においてMBAは、弁護士や公認会計士のように「それを持っていれば特定の専門業務ができる」と保証される資格ではありません。
業務独占や職務範囲と直結する資格ではないため、MBAを取得しただけで即戦力や経営人材と評価されるケースは多くないのが実情です。
実際の選考現場では、MBAは「資格」ではなく、どのような視点で物事を捉える人なのか、どんな判断軸を持っているのかを読み取るための背景情報として扱われます。
企業が見ているのは、MBAを取得した事実そのものではなく、MBAを通じて思考や行動にどのような変化が生まれたのかという点です。
MBA以前と以後で、課題の捉え方や意思決定のプロセスがどう変わったのか。その変化を実務経験と結びつけて説明できるかどうかが、転職市場での評価を大きく左右します。

MBAが戦略・経営キャリアに活きやすい理由

MBAの学びが活きやすいのは、役割や正解があらかじめ決められていない仕事です。
経営企画や事業企画、新規事業、スタートアップの経営直下ポジションなどでは、特定のスキルよりも、物事をどう構造化し、どのように意思決定につなげるかが問われます。
MBAで培われるのは、知識の量そのものよりも、複雑な状況を整理し、仮説を立て、選択肢を比較検討する思考プロセスです。この思考プロセスがそのまま価値になる環境では、MBAの学びは自然とキャリアに接続されていきます。
逆に言えば、業務内容や役割が細かく定義されている環境では、MBAの価値が見えにくくなることもあります。

MBAホルダーが転職で陥りやすいミスマッチ

MBAホルダーの転職支援でよく見られるのが、「MBAを取ったのに、仕事内容や立ち位置がほとんど変わらない」という違和感です。
この多くは、企業側の評価というよりも、転職判断の軸が曖昧なまま進んでしまったことによって生じます。経営や戦略に関わりたいと考えながらも、実際に担う役割や意思決定への関与度を十分に確認しないまま転職を決めてしまうケースです。
MBAはキャリアを一段引き上げる“肩書き”ではなく、立ち位置を変えるための材料です。この前提が整理されていないと、期待と現実のズレが生まれやすくなります。

MBAを軸にした転職戦略の考え方

MBAを活かした転職戦略を考える際は、「どの会社に行くか」よりも、「どの役割を担うか」を明確にすることが重要です。
経営に近づきたいのか、戦略を描く立場に立ちたいのか、あるいは実行フェーズで責任を持ちたいのかによって、選ぶべき環境は変わります。
MBAで得た学びを、単なる経歴の一部として並べるのではなく、なぜその学びが必要で、次のキャリアでどう活かすのかを一本のストーリーとして語れるかどうか。ここが整理できているかが、転職の納得度を大きく左右します。

MBAの“次”に、どんなキャリアを選ぶのか

MBAはゴールではなく、キャリアを再設計するための通過点です。戦略や経営に関わるキャリアを目指すのであれば、肩書きや条件よりも、意思決定の現場にどこまで踏み込めるかを基準に考える必要があります。
MBAを取得した今だからこそ、自分はどんな意思決定に責任を持ちたいのか、どのフェーズの経営に関わりたいのか。その問いに向き合うことが、次の転職の質を決めていきます。

この記事を書いた人

岩崎久剛

1984年兵庫県生。関西大学工学部を卒業後、受験支援事業を全国展開する大手教育事業会社にて総務人事など管理部門を経験し、2012年より人材業界に転身。大手総合人材会社にて求人広告、人材紹介など中途採用領域での法人営業を経験し、従業員数名規模のベンチャーから数10か国に展開するグローバル企業まで多様な業界、事業フェーズの企業の採用を支援。2016年よりハイキャリア領域の人材紹介事業立上げメンバーに参画し、関西ベンチャーを軸とした採用支援に従事。その後、ビズアクセル株式会社を起業。MBA(グロービス経営大学院)。

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