転職活動に役立つ!?転職口コミサイトについて解説!

転職活動で失敗しないよう、転職口コミサイトを訪れたことのある方は少なくないかと思います。この記事では主要な転職口コミサイトサービス、転職口コミサイト利用するメリット、デメリットなどついて解説します。

目次

転職口コミサイトとは


転職の口コミサイトは転職を考えている人々が企業に関する情報を得るために利用するWebサイトです。転職口コミサイトは実際にその企業で働いたことがある方、現在働いている方からの口コミ、評判、経験談を集めて公開しています。転職口コミサイトのユーザーはこれらの掲載情報を基に、企業文化、給与水準、労働条件、キャリアアップの機会、ワークライフバランス、経営状態などについてのリアルな情報を得ることができます。

転職の口コミサイトは匿名性が保証されているため、企業の公開情報などでははなかなか得られない内部情報、働きがい、職場の雰囲気など転職先の企業を選ぶ際に重要な判断材料が得られるため、入社前後のGAPを埋めるという意味では大いに役立つこともあるでしょう。

転職口コミサイトを紹介

ここまでは転職口コミサイトの概要についてご案内をしてきました。こここからは国内の代表的な転職口コミサイトについて解説します。

OPENWORK


OpenWork」はオープンワーク株式会社によって運営されている、企業に関する社員のクチコミ情報を提供する転職口コミサイトです。2007年に転職口コミサイト「Vorkers」という名称でサービスを開始し、その後、人事コンサルティング事業などを展開する株式会社リンクアンドモチベーションのグループに参画したことを機に「OpenWork」にサービス名を変更。

転職口コミサイトとしては老舗であり、登録ユーザー数は610万名以上、口コミは1,640万件以上にも上るため、情報量という意味では他の転職口コミサイトよりも得やすいといえるでしょう(ユーザー数、口コミ数は2024年1月時点)。

転職会議

転職会議」は転職支援サービス「マッハバイト」「転職ドラフト」などを運営する株式会社リブセンスによって運営されている転職口コミサイトです。転職会議は2010年にリリースされ、転職口コミサイトとしてはOPENWORKと同様に老舗に分類されるサービスの一つといえるでしょう。

転職会議は国内20万社以上に対する330万件以上の口コミ情報が掲載されており、また、月間の利用者数は約250万名といわれています(2022年時点)。

ライトハウス(旧カイシャの評判)

ライトハウス(旧カイシャの評判)」は転職サイト「en転職」などを運営するエン・ジャパン株式会社によって運営されている転職口コミサイトです。

上記2サービスと比べると後発にはなるものの、人材業界においては老舗企業としての認知度の高さなどがあります他、転職口コミサイトを活用の上、転職サイト「en転職」を利用頂ける同社ならではのユーザー体験を強みに着実に成長。現在では年間5,000万ユーザーが利用しており、2000万件以上もの口コミ件数を掲載しています。

ONE CAREER PLUS

ONE CAREER PLUS」は株式会社ワンキャリアによる運営する転職口コミサイトになります。同社は2015年に創業し、当初は大学生に向けた企業情報、先輩の就職活動体験談の提供を主とする新卒採用メディア「ONE CAREER」を運営。その後、中途採用メディア「ONE CAREER PLUS」をリリース。

転職口コミサイトの顔もありますが、人事担当者をゲストにYoutubeなどの動画で企業紹介を行うサービスなども行っており、株式会社ワンキャリアの展開する様々なサービスをうまく組み合わせることで多面的な観点で情報を集めることができることも魅力です。

転職エージェントの併用で転職活動を有利に

転職口コミサイトは在職者、退職者の視点からみた企業の内部情報を得られるため、転職活動を有利に進める上では有効なツールといえますが、基本的にこのような転職口コミサイトに書き込みをする人で非常にポジティブな感情をもった人は比較的少ないということを認識しておきましょう。転職口コミサイトはこのような前提における情報の偏重性もあることも理解しながら利用することが大切です。

転職活動で情報偏重に陥らないためにも、転職エージェントを併用した転職活動をお勧めします。転職エージェントもまた企業の経営者、現場の方との接点を通じて見える一次情報を保有しており、また退職者のようなバイアスがないため、客観的に企業をみた中でのアドバイスが期待できます。

転職エージェントは国内に数万社あり、IT・Web業界に特化した転職エージェント、あるいは役職、職種、ベンチャーなどの企業フェーズなどに特化した転職エージェントなどそれぞれ特色があります。これまでの経験、自分が描きたいキャリアなどを踏まえ、自分に合った転職エージェントをパートナーに選びましょう。

最後に

転職口コミサイトは在職者、退職者の視点からみた企業の内部情報を得られるため、転職活動を有利に進める上では有効なツールといえるでしょう。しかしながら、それ故の情報の偏重性もあることも理解しながら利用することが大切です。転職口コミサイト、転職エージェントなど複数のチャネルを利用の上、客観性を大切にしながら転職活動を進めていくことをお勧めします。


この記事を書いた人

岩崎久剛

1984年兵庫県生。関西大学工学部を卒業後、受験支援事業を全国展開する大手教育事業会社にて総務人事など管理部門を経験し、2012年より人材業界に転身。大手総合人材会社にて求人広告、人材紹介など中途採用領域での法人営業を経験し、従業員数名規模のベンチャーから数10か国に展開するグローバル企業まで多様な業界、事業フェーズの企業の採用を支援。2016年よりハイキャリア領域の人材紹介事業立上げメンバーに参画し、関西ベンチャーを軸とした採用支援に従事。その後、ビズアクセル株式会社を起業。MBA(グロービス経営大学院)。

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