マーケターが転職・キャリアアップに有利になる資格6選

商品やサービスが飽和状態にある現代において、自社の利益を上げるためにはユーザーのニーズを理解した的確なマーケティングが必要です。専門知識と技術を駆使して商品やサービスを売るマーケターは、事業の根幹を支える存在とも言えます。

一方で、いざ転職やキャリアアップを考えたとき、これまでの実績をどのように周囲へアピールすれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、マーケターの転職やキャリアアップで明確なアピールポイントとなる資格について解説します。

目次

マーケティングとは

マーケティングとは、ユーザーに商品やサービスの価値を伝え、購入や契約など売り手が望む結果へ導くまでのプロセスであり、またユーザーのニーズに応えて利益を生み出すための売る仕組み作りを担うう役割とも言えます。具体的なマーケティング活動において商品やサービスを売るためには、下記のような取り組みが欠かせません。

マーケティング活動における取り組み例

・ニーズを把握するための市場調査
・市場調査から得られた情報の分析
・調査・分析結果を反映した商品企画・開発
・開発した商品に関する広告宣伝活動
・商品のプロモーション(クライアントとの関係構築)

クライアントのニーズを知るための市場調査から商品企画・開発、完成したものをどのように売るか戦略を立てて実行するまで、一連のプロセスすべてがマーケティングに含まれます。商品企画・開発の段階で低価格化や高性能化を追求するのみでは、ユーザーのニーズが細分化している現代において利益を出し続けることは困難です。

完成した商品やサービスの価値をどのように伝えるか、どの層にどの媒体でアプローチすれば興味関心を引けるのか、市場調査にもとづいた的確な判断が求められます。誤った判断で商品企画・開発やプロモーションが行われれば、必要以上のコストやリソースがかかったり、長期的な利益につながらなかったりします。無駄を極力避け、効率良く企業の利益を出し続けるためには、クライアントのニーズに向き合ったマーケティングが必要不可欠と言えるでしょう。

転職市場で評価されるマーケターの特徴

マーケティングの専門知識を武器に事業を牽引するマーケターは、企業が時代の変化に合った利益の出し方を追求するためには欠かせない存在です。このようなマーケターは転職市場においても市場価値の高い職種の一つとして挙げられます。

しかし、転職市場においては必ずしも実務経験のみでマーケターの能力をはかられる訳ではありません。トレンドやツールのアップデートスピードが早いマーケティングの世界では、過去の経験や実績は重要ではあるものの、これまでの経験や実績に固執することなく、常に新しい情報をキャッチアップする姿勢や、学習意欲のある人材が評価される傾向にあります。

転職市場では上記のような方針でマーケターを採用したい企業が比較的多く、マーケターとしての経験の浅いからといって簡単に諦める必要はなく、自分次第で希望する業種や企業を目指すチャンスがあると言えるでしょう。しかしながら、このようなアピールをしていく際に注意したいポイントが学習意欲の伝え方です。

転職活動においては履歴書や職務経歴書の志望動機や自己PR、あるいは面接などで口頭でマーケティングの知見を積極的に学んでいきたい姿勢を伝えるなどの手段がありますが、言葉のみでは説得力のあるアピールにはなかなかなり得ません。

そこで役立つのが、これまで取得してきたマーケティング関連の資格です。転職活動において面接官の視点においても応募者の学ぶ姿勢や実績を出す能力を客観的に判断する要素として、口頭での意欲以上に資格を取得している実績に関して高い説得力を感じることでしょう。

また、自分の専門領域外のマーケティング関連資格を取得することで、視野の広さをアピールすることもマーケターとして評価されやすくなります。前述のとおり、マーケティングは広告宣伝のみを指すのではなく、市場調査や分析、商品企画なども含んだ一連のプロセスを指します。

例えば実務でWeb広告の運用を担当している方の場合、Web広告に関わる資格を有することも勿論評価されますが、Web広告以外のマーケティングプロセスに関する資格も取得することで、マーケティングの全体工程を把握したうえで的確に行動できる人材であることをアピールすることで、他の応募者よりも有利に選考を進めることができるでしょう。

マーケティング担当者が取得すると有利な資格6選

インターネットを利用した情報収集が主流の近年は、多くの企業がWebマーケティングに注力しつつあります。そのような中、マーケティング担当者も、インターネット上での施策に関する知識が必要不可欠である中、マーケティング担当者が取得すると面接で有利に働きやすい資格として、下記の5つが挙げられるでしょう。

マーケティング担当者が取得すべき資格

・Google広告認定試験
・ウェブ解析士
・IMA(Internet Marketing Analyst)検定
・ネットマーケティング検定
・Web検定
・Google Analytics Certification

ここからはそれぞれの資格の特徴や、試験の形式などについて解説します。マーケティング担当者として自身が目指すキャリアアップの実現に向けて是非参考にしてみてください。

Google広告認定試験

Google広告認定試験はGoogleが定めたプロフェッショナルの認定基準を満たす個人に対して、授与される資格です。資格取得者は、Google広告に関する基礎から上級レベルまで、幅広い知識を有していることを応募先の企業やクライアントにアピールできるでしょう。Google広告認定試験は現在、下記の6分野が実施されています。

①Google 広告の検索広告
②ディスプレイ広告
③動画広告
④ショッピング広告
⑤Google 広告アプリ
⑥Google 広告測定

上記は各キャンペーンの特性を正しく理解し測定や分析を行いつつ、戦略立てて運用を最適化していく能力を証明する認定資格であり、6分野すべての認定資格を取得しておく必要はありません。ただしGoogle広告のエキスパートとして面接官やクライアントにアピールする場合、取得分野の数は多いほうが説得力は増すでしょう。また、これらの各認定資格は、Googleのスキルショップにて無料で取得が可能です。

Google広告認定試験はまず取得したい分野の理解度チェックを行い、結果を踏まえつつ学習パートで正しい知識を身につけていく流れが一般的で、最後に75分の理解度テストで合格すれば、晴れて認定資格の取得者となります。尚、最初の理解度チェックで十分な知識が身についていると実感した場合は、学習パートを省略して受験に進むことも可能です。

Google広告認定試験は一度不合格となっても、24時間待てば再度受験を許可されるため、比較的取得しやすい資格の一つと言えるでしょう。また、認定資格の有効期限は1年間と定められており、資格保有の維持を希望する場合は、更新したい分野の理解度テストに再度合格する必要があります。

ウェブ解析士

ウェブ解析士はアクセス解析など正しいウェブ解析を行い、データをデジタルマーケティングに役立てられる能力を証明する資格です。資格取得者はデータの解析に留まらず、事業の成果に結びつけるための行動や判断ができることもアピールがしやすくなります。

協会公式サイトによると、ウェブ解析士は48,000人以上の受講実績がある認知度の高い資格です。更に上位の資格として上級ウェブ解析士やウェブ解析士マスターも設置されており、資格取得後もステップアップを目指せます。

資格取得までの基本的な流れは、公式テキストの購入、講座受講の後に資格試験です。講座は任意のため、すでに独学である程度学んでいるのであれば、資格試験のみを申し込むこともできます。試験合格者は2週間以内に認定レポートを提出し、合格が認められればウェブ解析士の資格が授与されます。

試験や認定レポートが不合格となった場合は、1日後に再挑戦できる仕組みです。また、認定レポートでつまずいている受験者はGoogleアナリティクス講座(UA)を受講し、修了証を提出することで免除を受ける方法もあります。ウェブ解析士の資格の有効期限は1年間で、翌年度も保有したい場合は、フォローアップテストの合格と所定の年会費が必要です。

IMA(Internet Marketing Analyst)検定

IMA(Internet Marketing Analyst)検定はインターネットを利用した集客や結果の分析、改善策の検討、実行など、マーケティングに関する実務全般の能力を証明する資格です。IMA検定は受検者のレベルに応じて、下記の2コースに分けられています。

①Standardコース
②Professionalコース

Standardコースの合格者は、キーワード選定の方法や広告配信の仕組み、Google Analyticsを活用した分析や集客プロセスの改善など、基礎的な知識を身につけていることをアピールできます。Professionalコースの合格者は、広告媒体ごとの特徴を理解したうえで潜在層の獲得や比較検討層へのアプローチ方法など、効果的な対策を講じられる対応力が身についた状態です。最終的な成果を獲得するための的確なKPI管理ができる、実戦力のある人材としてアピールできる資格になります。

IMA検定の資格取得までの流れは、まずeラーニングで最新のカリキュラムを学び、課題やレポート添削によって進度を確認します。最後に検定試験をオンラインで受け、これまでの課題などの成績と試験結果の合計で合否が決まる仕組みです。実務オペレーションに重きをおいた検定のため、自宅や職場など実際の就業環境の中で講座受講から受験まで行えるのも特徴と言えるでしょう。

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定はインターネットマーケティングに関する基礎的な知識から、ウェブサイトの構築・ウェブブランディングを始めとする実践的な能力までアピールできる検定です。一般企業のWeb担当者に求められる能力として、下記のとおり4つの能力を中心に評価・認定しています。

①ファシリテート能力
②Webに関する知識や技術
③ネットマーケティングに関する知識
④経営戦略と連動したWebブランディング能力

ネットマーケティング検定を個人で受験する場合は、任意のPCを使用したリモートWebテストの形式であり、自宅や職場など都合の良い場所で気軽に受験が可能です。検定の概要としては全40問の多岐選択式問題を80分以内に解き、70%以上の得点であれば合格となります。

講座がないため独学で試験に備える必要がありますが、事前に出題範囲やサンプル問題が公開されており、難易度は高くありません。公式テキストや過去問題集・15時間学習を想定したモデルカリキュラムなど、学習をサポートしてくれるアイテムが協会公式サイトより入手できるので活用されると良いでしょう。

Web検定

Web検定はマーケティング業務においてWebを活用するために、最低限必要とされる知識から上位の各専門知識を有していることを証明する検定です。面接の場では、横断的に基礎知識を身につけていることや、専門知識のアピールに役立ちます。下記のとおり、基礎となるWeb検定 Webリテラシー(Web検定 Webアソシエイト)と、各専門知識に特化した4つの認定資格で構成されています。なお、前者が試験の名称、後者のカッコ内の名称が合格時に取得できる資格名です。

①Web検定 Webリテラシー(Web検定 Webアソシエイト)
②Web検定 Webデザイン(Web検定 Webデザイナー)
③Web検定 Webディレクション(Web検定 Webディレクター)
④Web検定 Webプロデュース(Web検定 Webプロデューサー)

Web検定はWebリテラシーの他、WebディレクションやWebプロデュースはマーケティングのさまざまな業務で役立てられる資格です。Webサイトの運用も手掛ける場合、Webデザインの資格もアピールポイントとなるでしょう。

資格取得するためには、公式テキストや公式問題集を利用した独学で知識を身につけ、最寄りのJ-Testing試験会場テストセンターで90分間の試験を受けます。各資格には2年間の有効期限があり、更新する場合はオンラインで行われる資格継続試験の合格が必要です。

Google Analytics Certification

Google Analytics Certification はGA4(Google アナリティクス 4 プロパティ)に紐づく検定試験です。GA4は2020年にGoogleアナリティクスに新たに計測が可能となったプロパティであり、簡単に言うと従来のGoogleアナリティクスで計測できなかったデータの計測が可能になったということを意味します。例えばWebブラウザとアプリのデータの一括計測などが可能になった為、これまでWebブラウザとアプリにまたがるサービスの場合、精緻に測定・分析が難しかった問題などがクリアになるといった変化になります。

尚、Google Analytics Certification は出題、選択肢共に英語の50問の試験で、合格するとGoogle広告認定試験と同様に有効期間は1となります。

マーケティング分野以外の資格もキャリアアップに有利に

ここまでマーケティングに関連した資格についてご紹介をしてきました。このようなマーケティング関連の資格を取得することはキャリアアップに勿論、有利に働きますが、CMO(Chief Marketing Officer)をはじめとした経営層へのキャリアアップをその先に見据える場合には以下のような資格も併せて検討すると良いでしょう。

中小企業診断士

中小企業診断士は、主に中小企業が成長を目指すうえで生じる様々な課題に対し、その企業の現状を踏まえてどのように対応すべきかを考えることのできる専門知識を取得できる資格になります。中小企業診断士の資格を得るための試験では、「経済学・経済政策」や「財務・会計」、「企業経営理論」などが学習範囲となっており、会社経営の全体像を理解するには大いに役立つでしょう。

また、中小企業診断士はその試験の学習範囲が広い領域にわたるため、その有資格者は企業経営に関する広い知見を持っている人材として、企業から高い評価を得ることができます。そのため、マーケティング関連のキャリアだけでなく、経営企画、社長室などといったキャリアパスも視野に入れることができるかもしれません。

MBA(経営学修士)

MBAは、経営大学院(ビジネススクール)を修了することで得られる修士号のことです。その取得者は経営に関するあらゆる知識を得た経営の専門家として、より規模の大きな会社の経営幹部を目指す際に特に有利なものとされています。MBAを取得するには国内もしくは海外のビジネススクールに通い、必要な単位を取得して卒業することが必要です。社会人として仕事をしながら取得を目指す方も多く、週末や夜間の時間を使って通えるようなプログラムを用意している大学院もあります。

大学院に通っている間は仕事をしながら少なくない量の学習を数年間続けることになりますので、継続することは簡単ではありません。そのぶん終了してMBA保有者となれば、経営に関する幅広い高度な専門知識に加えて、その学習を継続できる努力家であることも、企業から一目置かれる要素となるでしょう。MBAともなれば、転職の際に幹部候補として声がかかることが多くなるでしょう。

参考情報:国内MBAホルダーが転職で知っておくべきポイント

マーケターのキャリアパス

これまでマーケティング担当者がキャリアアップに役立つ資格を解説してきました。こちらではマーケターとして今後さらにキャリアアップを目指す方にとってどのようなキャリアパスがあるのか解説していきます。マーケティング担当者がキャリアアップを目指す際には下記のキャリアパスが検討できるでしょう。

社内でのキャリアアップ

広告代理店、事業会社いずれのマーケティング担当者においても、まず第一に挙げられる選択肢は社内でキャリアアップの機会を模索することです。例えば現在はオフラインマーケティングを担当しているものの、自社にWebマーケティングの部門がある場合(またはWebマーケティングに十分に着手できていない中での挑戦機会など)は、社内異動等で仕事の幅を広げ、キャリアアップを目指していくことが良いでしょう。

転職が当たり前の時代とはいえ、転職は人間関係などもリセットされる中、大なり小なりリスクは発生します。社内異動等で新たな挑戦機会があるのであれば、まずはそこから仕事の幅を広げることを第一に動いていくことをお勧めします。

Webコンサルタントへ転職

WebコンサルタントとしてWeb広告、SEO、クリエイティブ制作、SNS運用など広範囲なマーケティング領域の課題解決を行う仕事に就くのもキャリアパスの一つと言えるでしょう。このようなWebコンサルタントに就職する場合にはコンサルティングファーム、あるいは広告代理店の中でWebコンサルタントのチームを有する企業の求人にエントリーを進めていくと良いでしょう。

マーケティングは一つの分野でも奥深い中、全方位のマーケティング課題に応えられる専門性を身に着けることは簡単な道のりではないかとは思いますが、マーケティングのプロフェッショナルを目指す上では有力な選択肢の一つと言えるかと思います。

事業会社のマーケティン部門へ転職

広告代理店、あるいはフリーランスなどでクライアントワークを中心としたマーケティング業務に従事されている方にとっては、事業会社への転職がキャリアアップの選択肢として挙げられるでしょう。クライアントワークを中心にマーケティング業務を担当する場合、条件下の異なる環境下でどのようにマーケティング施策を講じるか等の引き出しが増える点では良いかと思います。

しかしながら、クライアントの内情すべてを開示頂けるケースというのはなかなか無いでしょうし、自分が提案したマーケティング施策が最終的に事業にどのような効果をもたらしたかなどまで踏み込めないもどかしさを感じた経験のある方は少なくないでしょう。このような方は事業会社に身を移し、自身の講じたマーケティング施策で営業組織などの現場やユーザーがどのように変化したかなど細部にまで踏み込み、事業を動かしていく挑戦をしていくことがキャリアアップに繋がります。

起業・フリーランスへの転身

これまで培ってきたマーケティング経験を活かし、フリーランスに転身するなど起業を選択することもキャリアパスの一つとして挙げられます。フリーランサーに依頼できるプラットフォームサービスも台頭する中で仕事も取りやすい時代であります他、会社員の立場で副業をしがなら徐々にフリーランスへ転身していく形もしやすい時代でもあり、いきなり起業してどうなるか分からないというリスクはこれまでと比べてもかなり小さくなったと言えるでしょう。

マーケターの転職活動

マーケターの方の場合、資格の勉強だけでなく、業務そのものが多忙な場合も多く、なかなか転職活動に十分な時間を割けないという方も多いでしょう。このような多忙なマーケターの中では、現職でのパフォーマンスを落とすことなく、効率的に情報収集を行う必要があります。こちらではこのような方の転職活動で推奨する2つの手法についてご紹介します。

スカウトサイトを活用した転職活動

一つ目はスカウトサイトを活用した転職活動になります。これまで主流であった転職サイトなどからスカウトを待つ転職プラットフォームに移行しつつあります。具体的には「ビズリーチ」「リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)」「エンミドルの転職」などが挙げられます。

特にこのダイレクトリクルーティングと呼ばれる市場はこの数年で急激に市場が拡大し、2021年には前述のビズリーチを運営するビジョナル株式会社が東証マザーズ(現東証グロース)にも上場を果たしています。

これら転職プラットフォームに情報を登録しておくことで、経歴を見た転職エージェント、または企業より直接スカウトを貰うことが可能です。どのような企業がマーケターとしてのこれまでの経験を評価してくれるのかという観点も含め、自分の経歴に合った求人情報をある程度網羅的に情報を集めることができるため、多忙なビジネスパーソンにとっては有効な転職手法の一つと言えるでしょう。

転職エージェントを活用した転職活動

前述の様な転職プラットフォームサービスの台頭はあるものの、まずは自身の現状について相談したいという場合には転職エージェントを活用していくこともよいでしょう。多くの場合、転職活動は孤独です。自身の経歴の棚卸、今後の自分のキャリアプランをどうしていくべきかなど腹を割って話ができる存在がいるかいないかは、自身の転職活動を良い形で進めていく上で重要です。

転職エージェントは国内に数万社あり、職種や業界に特化した転職エージェント、あるいは経営層、マネジメント層に特化した転職エージェントなどそれぞれ特色があります。これまでの経験、自分が描きたいキャリアなどを踏まえ、自分に合った転職エージェントをパートナーに選びましょう。

最後に

多くのユーザーがインターネットを介して情報収集したり商品やサービスを購入したりする現代において、企業が利益を追求するためには、Webマーケティングに関する知識や技術が必要不可欠です。すでにマーケターとして活躍してきた人材であれば、多くの企業が前向きに採用を検討します。ただし希望どおりの転職やキャリアアップを実現するためには、マーケター側も地位に相応しい能力を有している必要があります。

実力を証明するツールとして、資格取得は効果的です。転職やキャリアアップを目指している方は、まずは客観的にマーケティング関連の知識や技術を証明できるよう、資格取得の検討をおすすめします。

この記事を書いた人

岩崎久剛

1984年兵庫県生。関西大学工学部を卒業後、受験支援事業を全国展開する大手教育事業会社にて総務人事など管理部門を経験し、2012年より人材業界に転身。大手総合人材会社にて求人広告、人材紹介など中途採用領域での法人営業を経験し、従業員数名規模のベンチャーから数10か国に展開するグローバル企業まで多様な業界、事業フェーズの企業の採用を支援。2016年よりハイキャリア領域の人材紹介事業立上げメンバーに参画し、関西ベンチャーを軸とした採用支援に従事。その後、ビズアクセル株式会社を起業。MBA(グロービス経営大学院)。

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