スカウトサービスを活用した転職活動を解説!

転職活動を始める際に、最初は転職サイトなどを中心に情報収集を進める方は多いのではないでしょうか。しかしながら、実際に転職活動を進めてみると、人材不足が謳われる昨今において求人数は増加を辿る中、自分に合った会社、求人を探すことに苦労された方は少なくはないでしょう。

多忙なビジネスパーソンの方にとってはなかなか転職活動に十分な時間も割きづらい中、スカウト型転職プラットフォームを活用する形での転職活動を行う方も増えました。こちらの記事では多くの方が利用しつつあるスカウト型転職プラットフォームについて解説をしていきます。

目次

スカウト型転職サービス

これまで主流であった転職サイトなどでの転職活動から、スカウトを待つ転職プラットフォームを活用した転職活動へとスタンダードが移行しつつあります。具体的に転職プラットフォームとしては「ビズリーチ」「リクートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)」「エンミドルの転職」などが挙げられます。このような転職プラットフォーム市場はこの数年で急激に市場が拡大し、2021年にはビズリーチを運営するビジョナル株式会社が東証マザーズ(現東証グロース)にも上場を果たしています。

主な転職プラットフォーム一覧(運営会社)

ビズリーチ(株式会社ビズリーチ)
キャリトレ(株式会社ビズリーチ)
リクルートダイレクトスカウト(株式会社リクルート)
エンミドルの転職(エン・ジャパン株式会社)
AMBI(エン・ジャパン株式会社)
dodaX(パーソルキャリア株式会社)

転職活動の際には、これら転職プラットフォームに情報を登録しておくことで、経歴を見た転職エージェント、または企業より直接スカウトを貰うことが可能です。どのような企業がこれまでの経験を評価してくれるのかという観点も含め、自分の経歴に合った求人情報をある程度網羅的に情報を集めることができるため、多忙なビジネスパーソンにとっては有効な転職手法の一つと言えるでしょう。

スカウト型転職プラットフォームの仕組み

ここまではスカウト型転職プラットフォームのサービス等について紹介をしてきました。こちらではスカウト型転職エージェントの仕組みについて解説します。

スカウト型転職プラットフォームの構図

スカウト型転職プラットフォームの多くが、求人企業、転職エージェントのそれぞれよりスカウトを受け取れる構図になっています。求職者の方は求人企業、転職エージェントより頂いたスカウトに返信の上、面接、カジュアル面談などの選考に移行していく形になります。尚、転職エージェントの場合には求人紹介、カウンセリングを兼ねた面談からスタートするケースが一般的です。

転職プラットフォームを利用する求人企業、転職エージェントのいずれの利用事業者とも、転職プラットフォームで接点をもたれた求職者の方の採用、転職が決定した際に転職プラットフォームに報酬をお支払いする仕組みになります。

「スカウト」=「ヘッドハンティング」ではない

スカウト型転職プラットフォームを利用した求職者の方で誤った認識をもたれがちなことに、「スカウト」と「ヘッドハンティング」の混同があります。「ヘッドハンティング」はその名の通り、A社がB社の事業部長C氏を引き抜きたいという意向の下、転職意向の有無に関わらず、事業部長C氏にアプローチをとる形になります。このような場合、C氏は無理に転職をする必要性もない中、乞われてオファーを頂く形になるのでそれなりの条件や役職などを要望できる構図になりやすいです。

しかしながら、このような転職プラットフォームでのスカウトはそこまで強く乞われたオファーでないことが多いです。しかしながら、求職者の中にはヘッドハンティングされた感覚で色々と要望をされてしまい、破断となるなるケースも珍しくありません。スカウト型転職プラットフォームにおけるスカウトについては、ヘッドハンティングと異なる前提の上、利用するとよいでしょう。

求人企業、転職エージェントの両方から同じ求人のスカウトを受け取った場合

稀にではありますが、同じ転職プラットフォームにて求人企業と転職エージェントより同じ求人のスカウトを受け取る場合があります。求人企業の採用活動において転職エージェントに依頼もかけつつ、自社にて転職プラットフォームにてスカウトをかける動きをとられることも多く、このような事象が起こります。

ではこのように両者よりスカウトを受け取った場合、求職者の方がどのような行動をとるべきかですが、それは求職者の方がどのように転職活動を進めたいかという方針によります。例えば現職がかなり多忙な方、あるいは転職活動に慣れていない方であれば、職務経歴書、面接への準備などをどのようにすべきか自力で情報収集を進めながら行うよりも転職エージェントの力を借りて進める方が良いでしょう。取引関係の深い転職エージェントであれば面接の傾向、会社風土などHPなどから見えない情報を得られるなどのメリットもあるかと思います。

一方で、転職エージェントを介さずに直接のやり取り、交渉などを希望される方などは求人企業からのスカウトに対してアクションをとっていく形で問題ありません。転職エージェントを介さないため、求人企業とストレートにやり取りをできることはメリットといえるでしょう。

尚、どちらのスカウトに応じたから選考が特別優位になるというケースは滅多にありませんので、そのような観点は特段気にすることなく、自分の転職活動状況などと照らし合わせながら、いずれかの選択に繋げて貰えると幸いです。

自分に合ったスカウトを受け取るために

転職プラットフォームでスカウトを貰えるか否かを左右するのは職務経歴書です。職務経歴書には会社の概要や担当業務の概略などを記載するのは勿論、そこでどんな仕事をしていたのかを具体的に伝えることで自分のスキルをアピールするものになります。スカウトする側である会社の採用担当者、転職エージェントも職務経歴書の記載内容を踏まえ、どの程度活躍が期待できる人材かどうか判断してスカウティングを行っています。

職務経歴書では担当した業務を書くのはもちろんですが、もっと重要なのはその業務での実績、そしてその業務を通して得た「スキル」や「強み」です。当然ながら転職では即戦力人材が求められる傾向にあります。これまでの実績、さらにはその実績をあげるためにどのような取り組みをしてきたかを具体的に書くことで、自分が戦力になれる人材であるということをアピールしていくことが重要といえるでしょう。

また、転職にあたって「キャリアの棚卸し」をすることで自分の強みやスキルなどを整理する際に、どの強みをアピールするかもポイントです。「あれもこれもできます」「こんなにたくさんの能力があります」と書きすぎると、かえってすべてが中途半端な人かもしれないと思われかねません。一番アピールしたいポイント、あるいは応募企業にアピールすべきポイントに絞って書くことが重要になります。

最後に

こちらの記事ではスカウト型転職プラットフォームの仕組み、並びに自分に合ったスカウトを受けるために準備すべきことなどを解説させて頂きました。こちらの記事をご参考に、自分が求める情報を効率的に集められるように役立てて頂けますと幸いです。

この記事を書いた人

岩崎久剛

1984年兵庫県生。関西大学工学部を卒業後、受験支援事業を全国展開する大手教育事業会社にて総務人事など管理部門を経験し、2012年より人材業界に転身。大手総合人材会社にて求人広告、人材紹介など中途採用領域での法人営業を経験し、従業員数名規模のベンチャーから数10か国に展開するグローバル企業まで多様な業界、事業フェーズの企業の採用を支援。2016年よりハイキャリア領域の人材紹介事業立上げメンバーに参画し、関西ベンチャーを軸とした採用支援に従事。その後、ビズアクセル株式会社を起業。MBA。


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